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知れば知るほど面白い。松戸の戸定歴史館&旧徳川家松戸戸定邸に行ってきました!

歴史が苦手な私でも夢中に! 戸定邸を本気で楽しんできました!

 

松戸生まれ松戸育ち、松戸大好き人間のKです!

松戸と言えば戸定邸♪  個人的には好きな場所で数回程度、訪れたことがありました。

 

しかし! 正直、歴史が苦手な私は「お家広いな~」「きれいなお庭だな~」くらいの気持ちで眺めていただけ。

 

そんな私が今回、歴史にフォーカスして改めて訪れてみたら、想像以上に面白くて、過去の暮らし方や建物の歴史などを知ることができ、とっても楽しめました!!

 

歴史が苦手な方でも楽しめるよう、できるだけかみ砕いてレポートしてみます!

そもそも「戸定邸」とは?

写真:松戸市戸定歴史館提供

簡単に言うと、約140年前に松戸に建てられた超豪華なお屋敷です。建てたのは徳川昭武(あきたけ)という人物。昭武は「最後の将軍・徳川慶喜(よしのぶ)」の弟にあたります。


江戸時代が終わり、新たな時代の幕開けを迎えた明治の世に、昭武は松戸の高台にこのお屋敷を構えました。江戸川越しに東京が一望でき、晴れた日には富士山まで見える最高のロケーション。

 

昭武がこの地を選んだ理由が、この景色を見れば自然と納得できます。

 

そしてこのお屋敷、142年経った今もほぼそのままの姿で残っています。これ、実はすごいことで、同じような徳川家ゆかりの建物は東京などにもたくさんあったのですが、ほとんどが取り壊されてビルなどになってしまいました。

 

戸定邸が残ったのは、昭武の次男・武定(たけさだ)が「壊さないで市民のために使ってほしい」と松戸市に寄付してくれたおかげ。

 

松戸市への寄付という決断がなければ、今日の姿で残ることはなかったかもしれません。

それでは戸定邸に行ってみよう!

看板が目印。坂を上ったところにあります!

一際目立つ、茅葺き屋根の門

松戸駅から歩いて10分ほど、住宅街の坂道を上っていくと、突然、茅葺き屋根の門が視界に入ってきます。

 

一際目立つ存在感。思わずテンションが上がります。

茅葺き屋根がかっこいいです

門をくぐってすぐの景色

そのまま門をくぐって、まず向かうのが戸定歴史館です。

まずは「戸定歴史館」へ! 予習をしてから邸宅へ向かうのがおすすめです♪

※写真は戸定邸です

門をくぐってまず向かうのが戸定歴史館。

 

徳川昭武・慶喜兄弟ゆかりの資料や、パリ万博関係の展示など、戸定邸を120%楽しむための予習ができる場所です。

 

館内は撮影NGなので詳しくはお伝えできませんが、昭武・慶喜兄弟ゆかりの資料、1867年のパリ万博に関連する資料、そして昭武が自ら撮影した古写真など、明治時代の徳川家の暮らしをリアルに感じられる展示が並んでいます。

 

まずここで、昭武の人物像をつかんでから邸宅へ向かうのが、個人的に一番おすすめの巡り方です。ぜひ実際に、ご自分の目で確かめてみてください!

次はお待ちかねの「旧徳川家松戸戸定邸」へ!

 

歴史館で昭武の人物像をつかんだところで、いよいよ隣接する戸定邸へ。

入口にある樹齢100年を超える「ヒヨクヒバ」

戸定邸は1884年(明治17年)完成、約2年の建設期間を経て建てられた建物。

 

9棟が廊下で連結され、部屋数は23。邸宅は国の重要文化財に、庭園は名勝に指定されています。

 

明治時代の徳川家の住まいがこれほど完全な形で残っているのは、全国的に見ても戸定邸だけ。関東大震災にも耐えた、本物の"生き残り建築"です。

表座敷棟:意匠を凝らした建築美で眺めも非常に美しい

表座敷棟だけでなんと64枚の畳が使われています

邸内でもひときわ印象的なのが表座敷棟です。

 

重要なゲストをもてなすためのメインのお座敷で、至高の建築美です。

 

使用されているのは、杉の木材。直線的な木目が美しい「柾目(まさめ)」で仕上げられています。年輪に対して垂直に切り出すため、一本の木からわずかしか採取できず、非常に希少価値が高い素材です。

 

幅73cmの一枚板や、11~12メートル超の継ぎ足しなしの一本物の丸太が使われており、「だから142年経っても現役なんです」というガイドさんの言葉に納得感がありました。

 

木がいいから長持ちする、シンプルだけど本質をついた話だなと。

継ぎ足しなしの一本物の丸太

直線的な木目が特徴の『柾目』

葵の葉があしらわれた釘隠し

欄間(らんま)には二葉葵のデザイン

そして部屋を区切る欄間(らんま)には、よく見ると二葉葵のデザインが。

明治という新しい時代になっても、徳川ならではの誇りと美意識がひっそりと息づいていました。

 

※欄間(らんま)とは、天井と鴨居(かもい)または長押(なげし)との間に設けられる開口部材のことです。

庭も必見! 昭武の想いが形になった庭です

海外の庭園に着想を得た美しい芝生

歴史的な日本庭園といえば、石畳、苔、池……どこか厳かで静寂な雰囲気をイメージしますよね。

でも戸定邸の庭は違います。一面の芝生で、灯籠や手水鉢、池もない。

 

実はこれ、昭武が海外に渡った経験が大きく影響しています。

13歳でパリ万博に派遣され、その後も渡米・渡欧した昭武は、現地の文化や庭園を目の当たりにして帰国。

その感覚がこの庭のデザインに反映されていると考えられています。

立って見た景色

座って見た景色

庭の木はクリスマスツリーのような円錐樹形に整えられていたり、座って眺めると江戸川越しに富士山が(木と窓枠によって)額縁に収められたように見える設計になっていたり——立って見るのと座って見るのとでは全く違う景色が見られます。


「座って見てください」と言われてしゃがんでみると、本当に景色が変わりました。これは実際に来て体感してみてください。

部屋によってランクが分かれているのが面白い

比較的簡素な造りの部屋とはいえ、趣があって美しいです

※この画像は離座敷棟

一方、中座敷棟に入ると雰囲気がガラリと変わります。

 

釘隠しと欄間がありません。

 

表座敷棟と比べると一段落ち着いた造りで、部屋ごとに格式が分けられていたことがひと目でわかります。こういった細部の違いを見比べながら歩くのが、戸定邸見学の醍醐味のひとつです。

欄間には装飾は見られません

表座敷棟と比較してやや質素な雰囲気です

この画像は奥座敷棟

徳川家の温かい心遣い

 

ガイドさんに最後に案内されたのは「使者の間」。ここでは徳川家の温かい心遣いが見て取れます。

欄間にある「コウモリ」の装飾

表座敷棟に通されるのは皇族や華族など、身分の高い方々。

 

一方、使者の間はその名の通りお使いの方が通される部屋で、使用されている木材も表座敷棟のような最上等材ではありません。

 

でもここで終わらないのが戸定邸の面白いところ。

 

庭の一部が眺められるよう配慮されていたり、欄間には幸福を招くとされる「コウモリ」があしらわれていたり。身分が異なる相手にも温かく接しようとする昭武の人柄がにじみ出ているようで、なんだか、じんわりと心が温かくなりました。

「コウモリ」は幸福を招くとされます

羽ばたいているように見えます

編集後記

正直、何度か来たことがある場所なのに、歴史にフォーカスして訪れるとこんなにも違って見えるんだと驚きました。

 

風情があって、歴史好きにはたまらない空間。展示や建物を通じて、昭武がどんな暮らしをして、何を大切にしていたのかが少しずつわかってくる感覚がとても面白かったです。


歴史が苦手な方も、まず歴史館に立ち寄ることを強くおすすめします。邸宅の見え方が驚くほど変わります。

 

また、毎月0のつく日(10日・20日・30日)には庭に出られるとのことです。次は富士山が見える晴れた日を狙って、また来たいと思います!

 戸定歴史館・旧徳川家松戸戸定邸

住所千葉県松戸市松戸714-1
駐車場あり(無料)

入館料

一般(戸定邸250円/歴史館150円/共通320円)

 高大生(戸定邸100円/歴史館100円/共通160円)※中学生以下無料

※企画展開催中は特別料金の場合がございます。

HP

https://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/index.html
Instagramhttps://www.instagram.com/matsudo_tojomuseum/?hl=ja

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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