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見て!!見た!! 松戸のイベント!

幕末ロマンの将軍フレンチ! 歴史を舌で堪能しよう!

戸定邸の松雲亭にて、将軍フレンチを楽しみます。 昔は大坂城でフランス料理を食べていた?!

幕末のロマンあふれる歴史を茶室 松雲亭(戸定歴史公園内)にて舌で感じる!! 


今回、まいぷれ松戸からは2名が「幕末ロマン 将軍フレンチ」に参加してきました!!
販売早々に予約して手に入れた「事前チケット」を握りしめ戸定邸に到着(11月24日13時)・・・しっかり味わってきました。
結論といたしましては・・・『美味しさに感動! 早速ですが次回はいつ?!また、楽しみたい。 しっかり、情報をつかもう!!』と、二人で話しながら帰りました。

松戸市の広報に発表されたら、お早目の購入がおすすめです。大人気の企画なので、毎回早々に完売してしまいます。

◆今回の充実した内容をご覧ください◆

 今から147年前の慶応3年(1867)3月25、26、27、29日の4回に渡り、大坂城で将軍徳川慶喜は英蘭仏米4ヶ国代表にフランス料理のフルコースを振舞いました。前年12月に就任した新将軍のお披露目の席では欧米各国との条約で取り決めていた神戸開港を巡る政治会談が行われました。開港に対して、朝廷は強硬に反対し、4ヶ国は幕府を圧倒する軍事力を背景に履行を求めていました。両者の板ばさみになった幕府は存亡の危機に立たされます。

 慶喜は、交渉を円滑に進めるため、接遇方法をそれまでの日本式から西洋式に改めました。形骸化していた儀礼を欧米人の琴線に届く型式に変えようとしたのです。横浜にあった「ホテル&レストラン・ド・コロニー」の代表者ラプラスがフランス料理の饗応一式を請け負い、大坂城の御殿、白書院御次之間に椅子やテーブルを運び込み、ワッソールがフランス料理を調理しました。神秘的な存在だった将軍が、各国代表とテーブルを囲み、歓談をしながら厳しい政治交渉を行ったのです。そこで慶喜は、開港を決断したことを各国代表に伝えました。幕府に批判的であった英国公使パークスは若く、英明な新将軍によって幕府はよみがえるかもしれないという感想を述べています。      (齋藤洋一氏 執筆原稿より)

フレンチをお座敷でいただきます。<br>室内は温かな灯り・・・窓からは、美しい木々の紅葉が観え、季節の美しさで一杯です。
フレンチをお座敷でいただきます。
室内は温かな灯り・・・窓からは、美しい木々の紅葉が観え、季節の美しさで一杯です。
「戸定邸が、大変価値があるものである、芸術的・学術的価値が認められました!!もうすぐ、松戸市民の皆様にとても嬉しいニュースがお届けできそうです」<br>                   齋藤さんのお話に、場内からは期待の拍手が!!
「戸定邸が、大変価値があるものである、芸術的・学術的価値が認められました!!もうすぐ、松戸市民の皆様にとても嬉しいニュースがお届けできそうです」
                   齋藤さんのお話に、場内からは期待の拍手が!!
徳川昭武が住み、慶喜も度々訪れた戸定邸の敷地内で、一皿の上に盛られたフレンチの浪漫をお楽しみいただければと思います。(齋藤 洋一氏 執筆原稿より)

「材料を選び、時間と手間を充分かけて、心を込めてこの日の為に作り上げました!!ここでしか味わえない料理です!! 」<br>作り手の想い・・・素材の選択、手順、段取り、幕末との比較などを熱く、面白く、田島 加寿央シェフ自らが語って下さる贅沢な時間です。
「材料を選び、時間と手間を充分かけて、心を込めてこの日の為に作り上げました!!ここでしか味わえない料理です!! 」
作り手の想い・・・素材の選択、手順、段取り、幕末との比較などを熱く、面白く、田島 加寿央シェフ自らが語って下さる贅沢な時間です。
◆ 田島 加寿央シェフプロフィール ◆
1966年松戸生まれ。赤坂プリンスホテルで修業後渡欧。スイス、フランスで本場フレンチを学ぶ。帰国後会員制ホテル「ウラク青山」のメインレストラン「ジョアン」料理長、ホテルセントパレス倉吉(鳥取県倉吉市)の総料理長などを歴任。現在は新松戸のフレンチレストラン「田島亭」のオーナーシェフ。大学で後進の指導。今回の様なボランティア活動にも取り組んでいる。 (齋藤 洋一氏 執筆原稿より)
残っていたレシピに基づき忠実に再現した・・・<br>小麦粉を炒めてルー作りから始めたビーフアラモード。野菜をたっぷり使用したペイザンヌスープなど。手前には、松戸らしく「あじさいねぎ」を素材にした逸品も!!
残っていたレシピに基づき忠実に再現した・・・
小麦粉を炒めてルー作りから始めたビーフアラモード。野菜をたっぷり使用したペイザンヌスープなど。手前には、松戸らしく「あじさいねぎ」を素材にした逸品も!!
その時の45品のメニューが公式記録※に残されていました。田島シェフが激動の歴史とさまざまな制約の中での調理に思いを馳せ、インスピレーションを基にして一皿のフレンチに表現してくれました。

※「阪城二各国公使謁見一件 四」中の「饗饌目録」(『幕末維新外交史資料集成』第1巻385頁、第一書房刊、昭和54年)
 (齋藤 洋一氏 執筆原稿より)
この珈琲は、15代徳川将軍が飲んだ味を再現したもの・・・深い味わいを楽しみました!!
この珈琲は、15代徳川将軍が飲んだ味を再現したもの・・・深い味わいを楽しみました!!
戸定邸に住んだ慶喜の実弟、徳川昭武は大坂城で初めてフレンチが出された前日、フランス・パリのチェイルリー宮殿で将軍からの国書を皇帝ナポレオン3世に手渡し、その夜晩餐会に招かれています。昭武もパリで最高のフランス料理を食したのです。フランスとの連携を幕府再生の切り札と考えていた兄は、弟をパリ万博に派遣し、両者の絆を深めようとしていたのです。この時、兄は29歳、弟は13歳でした。江戸から明治への転換期、若き2人の兄弟は幕府の命運を担って、当時最高のフランス料理に親しんでいたのです。   (齋藤 洋一氏 執筆原稿より)
たくさんの大木を見上げながら歩くとと、木漏れ日がキラキラとしています。<br>澄んだ空気の中を散策出来る、とても気持ち良い場所です。
たくさんの大木を見上げながら歩くとと、木漏れ日がキラキラとしています。
澄んだ空気の中を散策出来る、とても気持ち良い場所です。
松戸市では、「松戸探検隊ひみつ堂」や様々な活動に、石上 瑠美子さんをはじめ、ボランティアの方々が参加・協力しています。

今回の催し物でも、企画、チケット販売、準備、当日の案内、片付けなど、1日に20人以上のボランティアの方々の総力を結集して、イベントは大成功に終わりました。

戸定邸は、いつも工夫されたイベントが楽しい場所です。松戸駅から徒歩で10分程です。
この美しい場所を皆で大切に守っていきましょう! 

まいぷれ松戸は、松戸市が一層元気な街になるようにこれからも応援しています!!

戸定邸の詳しい情報はこちらです。