見て!!見た!! 松戸のイベント!
まもなく3月11日、4年前に発生した「東日本大震災」の日を迎えます。
日頃の、非常食、持ち出し品、安否確認の方法など、命を守るための地震対策を、家族で話し合っていますか?
松戸市では、重要性が高い一方、普段の生活の中では優先度が下げられがちな「防災」について、「食」をテーマに楽しみながら学ぶ機会を提供する取組「ごちそうとぼうさい」が平成27年1月16日(金)に行われました。翌日1月17日は、阪神・淡路大震災の発生から20年目の節目の日でした。
当日は、「松戸やさしい暮らしラボ」さんの主催で、
10:30 ごあいさつ、スタッフ紹介
10:45 現状の非常食との関わり方を把握しよう
---ごちそうとぼうさいって何?
---現状の非常食の備えの状況について話そう
11:30 ごちぼうランチを囲んで、語ろう。
家庭でできることを知ろう。
---シェフのお料理をいただこう
※ ---ローリングストック法って何?
料理家の視点でシェフが語る「ごちぼう」
12:35 防災マップを使って、地域でできることを知ろう
13:30 終了
また、その後は松戸市民会館ホールにて、
「地域防災力を高める~50万都市の安全・安心を求めて~」
松戸市防災講演会も開催されました。
※ ローリングストック法とは?
ストック(備蓄)をローリング(回転)すること。備蓄した食品を定期的に消費し、食べた分だけ買い足していく方法です。
防災食の賞味期限は1年でよいので、各種レトルト食品、フリーズドライ食品など多彩なレパートリーから選べ、「普段食べなれているもの」や「スーパーなどで買えるおなじみの食品」が防災食になります。
にこやかに話しながらも、お料理を作る手はしっかり! さすがプロです。
中央に写っているのが田島シェフ。その右側がキムラシェフです。
「ごちそう」を目の前で作って下さったのは、
田島 加寿央(たじまかずお)氏
松戸市生まれ。現在は、地元・松戸産の新鮮で美味しい野菜などを取り入れた食材と、本物の料理にこだわったフレンチを提供する、新松戸のフレンチレストラン・「田島亭」のオーナーシェフ。大学で後進の指導・今回の様な地域に根差したイベントや、ボランティア活動にも取り組んでいる。
キムラカズヒロ氏
兵庫県明石市出身。出張料理・ケータリングをはじめ、フードコンサル・料理教室など食に関わる様々な事業を展開。また、仙台市で開催した被災地で行う被災訓練「SENDAI CAMP」にて、防災意識を高める料理全般を担当。
今回は、松戸・北小金の本土寺近くで27代も続く農家「石井農園」さんにお野菜をご提供いただきました。
地元野菜も災害の際には、非常食になる! 松戸市内には、現在800戸の農家があるそうです。
皆がよく知っている、乾パン・乾燥餅など。この防災食と呼ばれるものが、本日の食材になります。
もっと美味しく頂くためのソースも様々。
工夫を披露して下さったシェフ、有難うございました!
最初から、この豪華さ☆ 盛り付けも美しく★
まるで、レストランのディナーのようです!! 愉しみながら、しっかり学べた一日でした。
当日のメニューは、二人のシェフによるものでした。
◆乾パンと石井農園野菜のチーズ焼き(乾パン)
◆ご飯のチャウダースープ(アルファ米)
◆お餅と石井農園野菜のミルフィーユ(乾燥餅)
◆チキンローストと石井農園野菜のトマト煮込み(防災食のお惣菜/丸かじりチキン)
◆ティラミス(パワースティック)
すべてのメニューは、防災食を使い、その他手軽に手に入る食材でつくったもの。
ところが、楽しみにしていた試食として実際に配られたものは、とてもびっくりするような、立派な「美味しいごちそう」になっていました!!
美味しく、楽しく、味わう方法をしっていれば、非常食を備えることも進んで行う習慣ができるでしょう。学ぶ機会があれば、防災についての意識も高くなり、家族の会話も増える。
地域防災力を向上する事に繋がってほしいと思いました。
松戸市内に在住・在勤・在学の皆様が46名集まり、震災の体験談や、防災について日頃心がけていることなど、グループに分かれて話し合い、発表する機会もありました。
住所ごとに班に分かれ、防災マップを基に様々な情報について対話しました。
(避難所・食糧備蓄のある場所・水を受け取れる場所)など、それぞれの自宅からの距離を初めて確認した人も多く、とても有意義な時間でした。