テラフォーマーズ

監督：三池崇史
原作：「テラフォーマーズ」作：貴家悠/画：橘賢一（集英社「週刊ヤングジャンプ」連載）
脚本：中島かずき
配給：ワーナー・ブラザース映画

出演
伊藤英明　武井咲　山下智久　山田孝之
ケイン・コスギ　菊地凛子・加藤雅也　小池栄子・篠田麻里子
滝藤賢一　太田莉菜　福島リラ／小栗旬

２１世紀、人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画。
人類はコケと＜ある生物＞を送ることで、火星を地球化させようとした。
それから５００年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員１５人のミッションは、その生物の駆除。簡単な仕事、高額なギャラに参加を決めたメンバーたちだが、小町小吉（伊藤英明）だけは勝手に志願した幼馴染の奈々緒（武井咲）に付き合い、火星行きを決意していた。ところが火星に着いたら、話が全っ然違う！
＜ある生物＞は人型に異常進化した驚愕生物＝テラフォーマーへと姿を変え、その凶暴性で隊員たちに次々と襲いかかる。絶体絶命な状況。
しかし彼らの身体には、彼らも知らされていないある秘策が仕込まれていた！
果たして人間たちは自ら生み出してしまった想定外のヤツらに打ち勝ち、生きて地球へ帰ることができるのか――

ポスタービジュアルや予告編映像が解禁されるたびに、そして何より実写映画化が決定した瞬間から、若者を中心にSNSなどで話題となっている本作品『テラフォーマーズ』。鬼才・三池崇監督の元に超豪華なキャスト陣が集結し、監督自身が“無謀な挑戦”と言うほどの、近年稀に見る衝撃作を作り上げた！！


『クローズ ZERO』シリーズや『悪の教典』『藁の盾　わらのたて』などで国内外から評価を受ける鬼才、三池崇。彼が監督を務める本作品に『１３人の刺客』『フラガール』『悪の教典』『藁の盾　わらのたて』などから豪華なスタッフ陣が集結し、大人気コミックの実写映画化に挑んだ。テラフォーマーのモーションキャプチャのアクターを監督自身が演じ、日本映画初のアイスランドロケには『インターステラー』のスタッフが同行するなど、その気合いの入り方が伺える。

そんな監督・スタッフ陣の元へ、「火星で『クローズ』をやる」を合い言葉に日本を代表する俳優陣が集結した。三池監督の世界観の元でキャストそれぞれの異様とも言える存在感がぶつかり合い、原作の１巻を題材にしたスリリングで魅力的な作品が生まれた。特にテラフォーマーと出会ってからはエンディングまでノンストップの緊張感で、邦画の域を超えたハイテンションなシーンが連発される。

意外性のある展開なども待っているが、基本的には肩の力を抜いて鑑賞していられる。“ザ・休日に友達と見に行ってワイワイ出来る映画”とも言える本作品は、ゴールデンウィークの初日に公開される。

Text by EISUKE