まいぷれ松戸編集部より
松戸市から世界チャンプ誕生!(松戸市立小金中学校)
ロボカップジュニア世界大会スーパーチーム部門(イタリア、ポルトガル、日本)優勝
2013/10/16
RoboCupジュニアとは
RoboCupは、ロボット工学と人工知能の融合、発展のために自律移動ロボットによるサッカーを題材として日本の研究者らによって提唱されました。
RoboCupは、「西暦2050年、サッカーの世界チャンピオン・チームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」という夢に向かって人工知能やロボット工学などの研究を推進し、様々な分野の基礎技術として波及させることを目的とした新たなランドマーク・プロジェクトです。
RoboCupJuniorのカリキュラムは、ロボットの設計、製作を通じて子供達の好奇心や探究心を引き出し、次世代のリーダーとなるための基礎を身につけられるようになっています。
教育用レゴ マインドストームNXT(ロボットを自在に組み立てるための431個のパーツ。工具不要で自由な発想でロボット製作が可能。)
松戸市小金中学校 2年連続の世界大会出場!
松戸市立小金中学校が昨年に続き、2年連続で世界大会に出場し、今年は念願のワールドチャンピオンになった。
今回のRoboCupJunior世界大会スーパーチームは、事務局が選定したイタリア、ポルトガル、日本チームの3カ国の合同チームでチャンピオンとなった。
合同チームでコミュニケーションはどうしたの?
片言の英語とボディーランゲージで、後は事務局の通訳の方にお願いしました。(斎藤君談)
今回の「NARUKO」は、キット等は使用せず、全て手作りです。
制御基板も手作りで、光センサーを用い腰の回転を制御しています。
今回、RoboCupJuniorを知ったのは、米村デンジロウサイエンスショーのオープニングセレモニーで小金中学が出場の記事があり、内容を見ると、世界大会優勝の文字が目につき、早速、小金中学校に取材の申込を行った。
それからRoboCupとは?、RoboCupJuniorとは?と調査に入った。
RoboCupJuniorは、サッカー、レスキュー、ダンスの種目が有り、小金中学校がエントリーしたのはダンス部門である。
部活顧問の高城先生にお話を伺うと、サッカーは歴史が長く入り込む余地が無さそうなので、ダンス部門にエントリーしましたとのこと。
最初は、4年前に、JST(科学技術振興機構)に助成金申請をを行い、補助金を頂きレゴのロボット版から始めたとの事。
世界大会出場した『NARUKO』
NARUKOの腰の部分(光センサーで左右に動作)
NARUKOの上半身部分
これまでの作品
でんでん太鼓でリズムに合わせ前新・停止・後退、太鼓の回転ができるようプログラミングされている。
プログラミングは『レゴマインドストーム』という、GUIベースの言語で、小金中の部員達は全員がプログラミング可能である。
松戸市立小金中学校のロボカップジュニアの軌跡
2013/1 県大会 優勝
2013/3 関東大会 優勝
2013/5 全国大会 準優勝
2013/6 世界大会(オランダ)/スーパーチーム部門(イタリア、ポルトガル、日本) 優勝
2014年ロボカップジュニア大会予定
千葉ノード大会(2013年11月17日:千葉市子ども交流館)
関東ブロック大会(日時・場所:未定)
ジャパンオープン(2014年3月・場所未定)
世界大会(2014年6月:ブラジル・ジョアンペソア)
RoboCupの歴史
1992年 発足
1995年 RoboCup構想発表
1997年 第1回RoboCup世界大会開催
1998年 第1回RoboCup世界大会、第2回RoboCup世界大会開催(フランス、パリ)から現在に至る。